【M】縦割りってなに?

2017年05月15日

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縦割りクラス(保育)って何?
こんにちは
教室のホームページで聞きなれない言葉がありませんか?
「たてわり」という言葉がたくさん出てくると思います。

何が縦割り?縦割りってことは横割りもあるの?


今日は「縦割り」「横割り」についてお話ししますね。

まずこれはクラス編成の形を表しています。


多くの方が経験して多くの方が一般的に知っているのが割りです。
つまり図にするとこんな感じ
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同じ学年でクラスを編成しています。
こうすることで、みんな同じ仲間意識を持つことができます。制作だって・体操だって一緒にできます。(実際は月齢差で大きく変わってきますが・・・)

ただどうしても大人がしてしまうのが、見比べてしまいがちに・・・


一方「縦割り」はこんな感じのクラス編成
↓   ↓   ↓   ↓
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同じクラスに年長・年中・年少が 1/3ずつ入った編成になっています。

こうするとみんな一緒のことができません。例えば体操…制作・・・絵画・・・

なので縦割りの形式をとっているモンテッソーリ実施園では、絵画など一斉に(同学年)で何かをするときは1~3組の年長さんは3組に・・・同様に年中さんは2組、年少さんが1組といったように集まって行います。するとクラスが違えば異国のように感じる子どもたちも、クラスが違えど同じ年長(中・少)児と「クラスが違う」というないはずの壁を感じることがなく、行動範囲が広がるのです。

では縦割ですることは何でしょう?困ることはないのですか?
まずお部屋ですることはモンテッソーリメソッドによる「おしごと」です。おしごとは遊びと違って「○○していっしょにあ~そ~ぼ~」というのではなく、個々に興味や段階に応じて取り組んでいます。また、たいていワンセットずつしかありません。学年が違えば興味や段階は大きく地位がうので困ることがありません。私がモンテッソーリ教育に携わっている中で お仕事が取り合いになったということは経験がありません。それくらい自然にみんな違って当たり前・・・誰かがしていたらほかの興味のあるものをしようという切り替えが発達していきます。

そして一番のメリットが、やはり先生がかっこよくいろんな見本を見せることよりも リアルな「生お見本」になるお兄さんお姉さんがいることで小さい子たちはそこに向かって頑張ります。大きい子たちも小さい子たちを大事にするのでお部屋で無茶苦茶なことをしたくなったりする衝動にかられません。それどころか、素敵なお兄さんお姉さんでいようとするので真摯にふるまおうとします。また自分も通ってきた道ですので、小さい人が困っていると自然にそっと手を差し伸べています。指図をするのではありません。「だいじょうぶ?」「やりにくいの?」「こっちもっといてあげるからここは自分でやってみる?」といった具合に先生顔負けのお手伝いです。同じことを先生がすると大人ということで子どもも甘えてしまうことがあるのですが、そこは同じ子どもなので大人に対する甘えがなく、お手伝いしてもらう方も素直に頑張れるのです。

時々私もそういった年長さんには敗北してしまいます。

年長さんも初めからできるわけではないんです。お手伝いも最初はぎくしゃくしてますし、声をかけるタイミングも「なんでやねん」と思ってしまうこともあるのですが、どんどん上手になっていきます。
何より、その原動力は 単なるやさしさだけではなく、自分もしてもらったからお世話をしたいという気持ちがあるようです。 そうして自分が年少さんだった時にしてもらったように 年長さんは年少さんに接しています。このお世話の好循環が永遠回るのが縦割りの最大のメリットなのです。

そしてこのお世話は本当にすごいです。
最大に学べるのは 何事もそうなのですが、「見て学び」「やって学び」「教えて学ぶ」事です。
たいていの場合、「先生のお見本を見て、自分でやって終わり」ではないですか?私が 一時一斉保育(横割り保育)の幼稚園に勤めていた時に同じ学年であっても助け合ってほしいと子どもたちに早くにできた子は、まだの子のお手伝いをしてあげてね。といってしていました。すると隣クラスの先生が何気に見たときに血相を変えて私のところに来られて言われたんです。「そんなことをしたら、子どもに優劣ができるでしょ?」・・・と・・・img_20170405-230845.jpg

正直私の受け持ったクラスに優劣はありませんでした。自分が終わったから無関係に遊んだりするのではなく、何が自分でできるかな?と少しでもみんなで早く終われるように できることをして取り組むようになりました。

ゆっくりな子に対しても「まだおわらないの?」「はやくしてよ」なんて言う子は一人もいませんでした。

教えようとすると自分が知っているだけでも・自分ができるだけでも教えることはできません。
何度もやってしっかり整理されていないとできません。またお手伝いは変わってすることでも協力することでもないので、相手の進捗や意図を理解しないといけません。
私は、子どもたちに「○○名人」「○○先生」とそれぞれの得意なことをそうやって命名していきました。
そして私が それぞれの名人や先生たちに得意なことを習いに行きました。教えてもらっていると他の子もそれに続いて「ねえねえおしえて~」と習い始めたんです。そこに優劣なんて見つかりませんでした。戦いごっこに興味を持っていた子もいつしか戦わなくなりました。いつも同じ子としか遊べない子も「おしえて~」と言われるからそれどころではなくなりました。恥ずかしがり屋な子も、得意なことをどんどん教えているうちに声も大きくお友達に対して発言できるようになりました。

ただの遊びでは決して生まれない「まなび」がそこにあるんです。

まだまだ縦割りの良さがそこまで浸透していないのも事実で、小学校でも縦割りの取り組みをしています~と言ってのぞいてみたら縦割りで一緒にいるけれど横割りだな~と思わざる負えないこともしばしばです。

縦割りの良さを たくさんの人に知ってもらいたいです。

 

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